コンサル一年目が学ぶこと

今日は大石哲之さんの「コンサル一年目が学ぶこと」を紹介します!

5分ほどで読める記事になっています

目次

著者について

慶應義塾大学を卒業後アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)にて勤務。

戦略部門のコンサルタントとして、事業戦略の立案、M&A、業務改革プロジェクトなどに従事。

現在は海外に移住してビットコインを中心した投資家として活動されている方です。

業界問わず、普遍的なスキルを

タイトルに「コンサル一年目が学ぶこと」とありますが決して新入社員や、コンサルティング会社に勤める人だけに参考になる、というものではありません。

社会人1年目からベテランまで普遍的に役立つをスキルをという目線でビジネススキル、仕事力について書かれた本です。

「話す技術」「思考術」「デスクワーク術」「ビジネスマインド」という4つのカテゴリーに分け具体的なスキル、テクニック論が書かれており、早速明日から試せるよ様な内容も多く、社会人にとって非常に参考となる一冊です。

こんな人におすすめです

  • 若手ビジネスマンの人
  • リーダー、マネージャー層の人
  • 仕事の取り組み方に悩んでいる人
  • 要するにビジネスマン全般の方々

コンサル一年目が学ぶこと まとめ

「相手は何も知らない」という前提で話す(話す技術)

当たり前ですが「相手に理解をしてもらえる様に話す」ことがとても重要です。

ついつい自分の常識の範囲内で相手へ話してしまうことはないでしょうか?

自分が知っていて常識なことが、相手にとってはそんなことはない、なんてことはざらにあります。

ここを意識できずに話してしまい相手をポカーンとさせてしまっていることはないでしょうか?

私はたぶんあります

権威性を振りかざすために少し高度な話をしなきゃいけない、、、

なんてことはありません。

「相手はそのことについて何も知らない」という前提をもとに話すぐらいでいいのです。

相手の土俵でに合わせて話す

究極の話し方は相手の土俵に合わせて伝えることです。

例えば自分の会社でしかおそらく通じない「社内用語」があるかと思います。

営業をしていて頻繁に訪問する様な先であったりすればなんとなく「これってこの会社の社内用語だな、、」と感じることがあるかもしれません。

その社内用語を普段の営業トークに加えることによってグッとコミニュケーションがうまいくかもしれません。

情報量ではなく、考えること(思考術)

特に若手の間は情報を集めて満足してしまうことがあるかと思います。

自社の製品について、顧客の情報について、社内のゴシックについて、、

ただ情報量を増やしたからと言ってビジネスの能力は向上しません。

私も新入社員時代に、自社製品の知識についてのテストをさせられたのですが、結果が芳しいものではなく、成績の良い同期をみて焦った記憶があります。

また成績の良い同期はとても満足そうでした。

今思うとどうでもよかったな、と強く思います。

ビジネス能力を向上させるには情報量ではなく、考えることです。

考えるとは自分の意見を持つ事です。

自社製品についての情報量をただただ増やすだけではなく、その製品を自分は何を良く思っていて、どの様にお客さんに売り込むか?

と考えることで、学びにも繋がり、記憶にも残るでしょう。

正解はないので「自分の考えは正解かどうか?」は気にする必要はありません。

どんどん考えよう

社会人は消費者ではなく、生産者(マインド術)

学生のうちはお金を払う立場のでありいわゆる「消費者」

その為、「先生の教え方が悪い」「学校が〇〇してくれない」などなど不満が出るのも無理はないでしょう?

しかし会社に入ってもこの姿勢ではよくありません、お金を払っているのはあなたではなく会社なのです。

いつまでも消費者目線でいると「先生の教え方が悪い」「学校が〇〇してくれない」これらの「先生」が「上司」になったり、「学校」が「会社」になったりと、学生の時と同様に不満ばかりが募っていきます。

その結果、別のいい商品がないか(転職)を消費者目線で探し始めてしまいます。

生産者である以上、いかに会社に貢献し、その先の顧客に価値を提供できるかを考える。

価値を提供する

というと難しく感じるかもしれません。

もちろん最初から大きなことをする必要はありません。

目線を貢献すべき他者へ向けることが大切です。

会議で何か発言しよう

きつい表現ですが会議で発言しない人には価値がありません。

学生の頃は消費者なので授業中黙っていても問題はないでしょう。(むしろ黙っている方がよしとされることも)

会社員である限り発言しない会議に出ている時間もコストがかかっています。

つまらない意見でもいいので何か言った方がマシと考え発言をする様に心がけましょう。

何か意見を出せないかな?という姿勢で他の人の話を聞いてみよう

まとめ

著者のコンサルティング会社での経験をベースに書かれた本でありますが、コンサルティングの仕事をしていない私にとっても非常に参考となる一冊でした。

特に第4章の「プロフェッショナルビジネスマインド」のところでは、

「ヴァリュー=付加価値」を出す、消費者ではなく生産者になる。

といった様な仕事において当たり前だけどつい忘れてしまいがちで、必要なマインドについて学ぶことができました。

ついつい会社だったり環境にせいにしてしまったり、周りの人がしている光景を目の当たりにすることはあるかと思います。

しかし社会人で会社で働いている以上消費者でありません。

生産者として、プロフェッショナルとしての振る舞いを心がけたい。

と強く思える一冊でした。是非一度手に取って読んでみてください!

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この記事を書いた人

30代前半の二児の父。
読書をほぼしない少年時代を過ごし、その影響もあってか大学受験の現代文(古文も)で大苦戦。
受験が落ち着き本でも読んでみようと18歳の冬にはじめて自分で本を購入。
それ以来読んでない時期もかなりあるものののらりくらり読書を続ける。
30を超えて改めて読書熱が入り、読書には人生を変える程のパワーがあると実感。
元々読書家ではなかったの視点から、読書してみようかな、、という方に響く情報を発信していけたらと思っています。

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