
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんの「超コミュ力」について紹介します!
本書の概要
長年芸能界を渡り歩いてきたコミュ力お化けである淳さんがコミュ力について具体的なアクションをも紹介しながら解説をしている本です。
人と話すのが苦手、自分にコミュ力があると思えない、人との会話が盛り上がらない、、という方にお勧めの一冊です。
超コミュ力 まとめ
本当のコミュ力は話す力よりも聞く力
コミニュケーション系の本を読んだことある人なら聞き慣れているかも知れませんが、淳さんもコミュ力とは「聞く力」と著書の中で強く述べております。
コミュ力の高い人は特別なことは一切やっておらず、相手を気持ちよく話をさせて、相手に対して気持ちよく質問し、気持ちよく適度にリアクションを加える。
このように聞いてみると簡単だと思いがちですがほとんどの人が実行をしません。
その理由の一つに「恥ずかしいから」ということを挙げています。
これは私の主観ですがコミュ力に限らず何か行動を起こす際に無意識に出てしまう感情であり、「恥ずかしい」という気持ちが潜在的にあるため多くの人が行動に移すことができないのかもしれません。

まわりの人は自分にそこまで興味ないよ
コミュ力お化けがやっている具体的なアクション
相手を安心させる笑顔をつくる
あなたは会話している時に「怒っているの?」と言われたことはないでしょうか?
自分ではそんなつもりはなくても相手からすると怒っている様に見えている人がいます。
淳さんはネット配信をする際カメラに映らない部分にスマホのインカメを自分に向けて自分の笑顔をどう写っているか確認しながら配信をするぐらい笑顔について大事にしています。



確かに相手がムスっとした顔をしているより笑顔のほうが話やすいよね
上手にうなずく
うなずきはコミュ力お化けの最大の武器と淳さんは著書の中で語っています。
相手は自分にすべらない話や、素晴らしい話をしてもらいたいわけではなく、
「たた自分の話に共感してほしいだけ」
共感すればいいだけ!と言われるとなんだか簡単に感じませんでしょうか?
うなずきはやるだけで共感していることを相手に伝えることができるジェスチャーなのです。
ただやみくもに頷くだけでは相手に不信感を与えてしまうので、適度に相手の話の句読点の部分で頷く様にしましょう。
淳さんは本を読みながら句読点で頷く練習をお勧めしています。



目つむって深く頷いたりうなずきにバリエーションを加えるといいよ
肯定から話を始める
あなたの周りになんでも否定から入る人はいないでしょうか?
程度の差はあれどかなりの割合の人が否定から話に入ってしまうことがあると私は思います。
今日から「いやいや」、「でも」、「だってさあ」は禁句にしましょう。
コミュ力お化けは必ず肯定から入ります。
「いやいや」、「でも」、「だってさあ」ではなく「いいね」「いいですね」に変えましょう。
田村淳式コミュニケーション「SNS」
ソーシャルネットワークサービスのSNSではありません。
いいね、のあとに「すごい」「なるほど」「そうなんだ」この3語でコミュ力は高くなると淳さん述べています。
この3語を使うことによって相手が心を開いてくれて、相手も気持ちよく話をしてくれるなら使わない手はないです。



なるほど、そうなんですね〜すごいっすね!
マウントをとらない



令和のこの世はマウント合戦
SNS社会でもある現代はもはやマウント合戦であると、私は感じております。
「いやいや私はマウントとることなんてないよー」と思う方もいるかもしれません。私もそうです。
しかし冷静に普段の言動を振り返ってみると、無意識にマウントとっていることが多いことに気づきます。
例えば知っている話をされるとつい



それ知ってる。それはさー〇〇でさー
とか、部下や後輩から仕事の相談をされた際に話を最後まで聞かずに



それは〇〇だから、あーだこーだ
などなど話を遮ってしまった経験はないでしょうか?私はあります汗
歳を取ってくると経験も増えるのでこのパターンでマウントをとってしまいがちです。
話を遮らない
淳さんは特に出会ってすぐの人には絶対にやらないマイルールだと述べております。
私のような人間は出会ってすぐの人間にだけではなく、全人類に対してのマイルールにすべきだと肝に命じました。
話を遮ることで「この人は話を聞いてくれない人だ」と相手の心を閉ざしてしまうことになりかねません。



私は逆に遮られて心を何回も心を閉ざしちゃっているよ
例え相手の話が理解できなくても、、ちょっと間違っていても、、全力で最後まで聞いて受け止めてあげましょう。最大限の包容力で包みこんであげましょう、抱きしめてあげましょう。



ほんとに抱きしめちゃだめだよ
そうすることで「全部吐き出させてくれるんだ」と信頼感に繋がります。
コミュ力の低い人は例外なく相手の話をとったり、自分の話ばっかりしたり、無意識にマウントを取ってしまうと淳さんも述べています。
人の話を最後まで聞く!これを肝に命じましょう。
相手が話しやすく質問をする



相手に気持ちよく話をしてもらう為に
否定のような質問もNGです。
「サーフィンが趣味です」という人に「日焼けして嫌じゃないですか?」と否定をしてしまうとそのサーファーはおそらく話をしなくなってしまうでしょう。
サーファーを気持ちよく会話の波に乗せるためにまず「いいね!」と肯定をしてから会話を発展させる質問は何がいいか考えましょう。
5W1Hから考えよう
中学英語で習った5W1Hの中から質問を感考える場合、例えばwhenなら
「サーフィンはいつから始めたんですか?」になりますね。
その中で一番距離を縮めやすのがwhy
「なんでサーフィンを始めたんですか?」
「なんでサーフィンを好きになったんですか?」
「なんでサーフィンを続けられるんですか?」
そうするとサーファーは、モテたくて始めてたとか、波が俺を読んでいるから続けてるとか言いながら、会話の波に乗ってきてくれるでしょう。
返答に対しても5W1Hをベースに派生をさせていくことで話題を深堀りしていくことができます。
質問を繰り返すことであなたに興味がありますという気持ちを伝えることができます。
特に初対面の相手と会話をする場合は質問者になる!と決めて臨むといいでしょう。
質問する時の大切なこと
自己開示する



私は野球を観るのが好きなんですけど〜
一方的に質問を続けると不快感を与える可能性がある為、自己開示をしてからだと相手は安心して答えることができるでしょう。
必ず共感を入れる
質問に対してせっかく答えてくれたのにノーリアクションや矢継ぎ早に質問をされると相手は会話を楽しめなくなってしまいます。(否定は絶対だめ)
「サーフィン好きなんです」と答えてくれたら「サーフィン!いいですね!」とか「サーフィン、かっこいいですね!」など共感や理解を入れることが大切です。
一旦共感や理解の一呼吸を入れることによって、相手は一気に話やすくなります。
僕は、相手の話を聞くことが最大の愛情表現だと思っています。
超コミュ力/P45
まとめ
とにかく相手を否定せずに聞くことが大事!
本書を読みながら痛烈に感じたことです。
私も含めて多くの人間が無意識にマウントを取ったり、否定から入ったり、話を取ったりということしていしまっている様に思います。
マウントを取りそうになったり、否定してしまいそうになったらそこはぐっとこらえて、頷くことを意識してみてはどうでしょうか?
本書の中では上記の様な内容に加えて初デートの際の話や、夫婦間での気をつけていること、面接での話などの淳さんのコミュ力お化けのとしてのテクニック論などが紹介されており、幅広い世代に参考になる一冊となっております。
是非一度手にとって読んでみてください!
コメント